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Wikiばな/第六回Wikiばな

isnot.jp/wiki [Permalink] [編集] [差分]

最終更新:2007-11-24 02:32:00

今日の感想

参加者のみなさまおつかれさまでした&ありがとうございました。今日はセッション1、2とも2番テーブルにつきました。どちらでも話題の対象はクローズドなWiki、特に社内Wikiを想定した話が多かったです。

かなりの人が似たような体験をしていたり、同じ問題意識を抱えていることを再認識しました。私のポジションペーパーで書いたことも、ずれたことでもないようで妙な安心感を抱きました。ただあとで書くように同じ立ち位置にいる人が集まったせいもあってか、新規性のある知見が得られるというよりは、「うんうん、そうだよね」という流れに落ち着いた感があります。それでも個々の体験に基づいた話が聞けて非常に有益であったと思います。

私としてはけっこう、考えていたことを意見として、会話として話せたと思います。ディスカッション形式のWikiばなははじめて、ポジションペーパー作成もはじめてで、どうなることやらと思っていたけど、うまくいった気がします。

因にポジションペーパーは今日になって作りました。書く内容はある程度考えていたけど、どうまとめていいか、、うまくまとまらず、結局まとめないままだらだらと書き連ねる形式にしました。

参加者の方々はあるある意味テンションの高さ(Wikiに対しての興味や問題意識)がある人が集まったのだと思うけど、その点が各セッションの活性や行動として表れていたと思います。

一方で「広めたい、あるいは活用したい」と思っている側の人が集まっていて、あえて対立的構図で捉えるとするなら片方の陣営に属する人達だけで話し合っていたとも言えて、まぁその事自体は致し方ないことではある。が、今日なんとなく共通する意見として挙がった内容でも、そのあたりは割り引くというか、実際Wiki体験の少ない人はどう感じているのだろうという興味があります。これからWikiを使って欲しいと思う対象の人達から、今回の話題を踏まえたインタビューなどできたら、よりいっそうおもしろそうだなぁと思いました。

懇親会でも打ち解けた空気の中でいろいろ話せて楽しかったです。Tumblrのことは知らなかったので、これから(2ヶ月間?)お試ししてみたいと思いました。

話題以外の感想

A4用紙を切ってA5にするのが大変でした。はじめにカッターを使ったが切り口がキタナイ。しかたなくハサミで整えました。他の参加者の紙を見てみても、やはり苦労された(あるいは頓着していない)方が少なからずおられるご様子。

ちなみに私のこのサイトも当然ながらWikiエンジンを使っているのですが、spam負けして編集の口を全て閉じてあります。(例外はある)だからローカルPCのWikiで編集/校正して、そのページデータをFTPでアップロードしています(!)。その為かめっきり編集意欲が削がれて、すっかり放置状態です。

ポジションペーパー原稿

  1. 2007/11/23(金)
  2. 「第六回Wikiばな 〜失敗Wiki/さびれWiki〜」
  3. 『失敗の要因を考える』
  4. いしだなおと
  5. naoto@isnot.jp
  6. http://isnot.jp/
  7. http://isnot.jp/favicon.ico
  8. PDF

以下、草稿。

失敗要因

「巡回」の習慣がない

Webを、「あらかじめ想定した答えを得る」ために使う。未知の情報やニュースを知る機会がない(他の手段で充足するか、そもそも意欲がないか)コミュニケーション手段としては、よく知っている体裁のアプリケーションでないと使いづらいと思っている

「ウィキ」の認知の違い

Wikipedia、PukiWiki?によるまとめサイト(オンライン・ゲームの攻略情報、2chのスレから)

局所的な経験と、曖昧な理解。体験が不足している。導入しようとする人も、周りを見渡して自信がもてないでいる

確固たる何かは存在せず、「Wikiは遍在するもの」

「バージョン(履歴)管理」の概念が不足している

議事進行や決定事項の変遷を記録したり、それらの差分が残ることの意義を意識していない。

設置(開始)

失敗と感じるからには「想定される成功像」をもっているはずだが、それをいかに意識的にできるか。目的もしくは終了条件(成功条件)をもつこと、またそれを常に更新し続けることが成功の秘訣。

Wikiを使おうと思ったとき、本質的には機能の過不足はあまり関係がなく、必要に応じて編集ができ、それを必要な範囲に公開できればよいはず。ただしユーザーインタフェイスの重要性も大きく、それが継続できるかに係わってくると思う。

参加者を想定することと、対象者の意識付け。継続的にアクセスすること。用はなくても、毎日トップページを見に行く。あるいは差分RSSで話題・流れを追う。

運用

次第に足が遠のく

自分だけが余計な苦労をしていると思ってしまう、意識の萎え。更新をすることとあわせて、それを周知できることが重要。積極的な人がすくなくとも2人、できれば3人いるといいと思う。

社内Wikiでこういうことをしようとした

備品管理パソコンのスペックやインストールされているソフトウェア(ライセンス)ネットワーク設定、使用者

プロジェクト管理主にスケジュールと、連絡事項。業務手順などを書いた、比較的ラフな文書。また実装の意図を説明するための文書。成果物は別途管理することが多い。

おまけ(近況)

オリジナルのWikiエンジンをとりあえず公開。Ethna/practicewiki

動作例:さくらのレンタルサーバー スタンダードで動いた。(ID/PASS=practicewiki/practicewiki)

求職中。

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いしだなおと it@isnot.jp